坂本龍一氏
3か月前にこの動画を観た時、
あまりにやつれたお姿に困惑してしまい、
やせ細った指にばかり目がいって曲が入ってこなかった。
ピアノに向き合うこの時を愛しみながら演奏し、
消えゆく命の灯を覚悟しているかにも見える姿に、
なんともいえない気持ちになりながらも、
「お願いだからまだ逝かないで」
願ってしまうのだった。
もしかしたら願いが叶うかもしれないと、
何度も何度も演奏を聴きながら毎日願っていたが、
残念ながら叶わなかった。
ここ数日の仕事は坂本龍一氏の作品をBGMにしている。
昔のやんちゃでイキった教授の若々しい作品を聴いていると、
曲とともに自分の歩いてきた思い出も蘇り、
あまり仕事に身が入らなかった。
もうYMOの3人を見ることがないと思うとほんとうに悲しい。
でも同じ時代を生きることができて私は幸せでした。
これからもあなたが残してくれたたくさんの音楽を糧に、
1日1日がんばって生きていきます。
音楽の楽しさを教えてくれてありがとうございました。
どうか安らかにお休みください。
